本記事を読むと次のようなことがわかります。
この記事を読んでわかること
- 太陽光パネルの概要
- 太陽光パネル設置のメリットとデメリット
- 太陽光パネル設置時の注意点
- 蓄電池について
固定費の高騰が家計に直撃、削ろうにも夏の暑さや冬の寒さには勝てません。なにかいい方法はないだろうか・・・。そう思うのも無理はないですよね。
そんな時によく耳にするのが太陽光パネル
新築はもちろん、既存の住宅にも設置可能です。
私も2022年に自宅を新築しており契約時にソーラーパネルの設置を依頼し、引き渡し時点で太陽光パネルが設置済みでした。
今回は最近なにかと話題の太陽光パネルについて実際に設置している物の目線での評価を記事にまとめました。
当記事を読んで太陽光パネルのメリットデメリットをしっかりと知ることで、太陽光パネルを設置するべきか否かの判断ができるかと思います!
それではどうぞ。
もくじはこちら
太陽光パネル(ソーラーパネル)とは
太陽光パネルは、特別な素材でできた板のようなものです。この素材は太陽の光を吸収して電気エネルギーに変換する力を持っており、太陽光パネルを屋根や地面に取り付けると、太陽の光がパネルに当たります。
太陽の光がパネルに当たると、その光のエネルギーが素材に吸収されます。すると、素材内の電子と呼ばれる小さな粒子が動き出します。この動きが電気の流れを生み出し、それが電気エネルギーに変換されるのです。
この生み出されたエネルギーを電力会社へ売却したり、自宅の電力として使えるため電気代が安くなります。
太陽光パネル(ソーラーパネル)設置のデメリット
一見、電気代が安くなるならいいんじゃない?と思うかもしれませんが、物事には必ずメリットとデメリットが存在しています。
結論から申しますとつけてしまえば設置費用が高い以外のデメリットはほぼありませんが、長期的な目線となると少々のデメリットは出てきますのでぜひ覚えておいてもらえたらと思います。
太陽光パネル設置のデメリット
- 不要になった場合の処分費用が高い
- 設置費用が高い
- 年数経過によって発電効率が落ちる
- 天候によって発電量が左右される
不要になった場合の処分費用が高い
実は太陽光パネルは処分方法が特殊であり費用が掛かることで有名。
太陽光パネルは鉛、カドミウム、セレンなどをはじめとする有害物質を含んでいることから、産業廃棄物扱いで処分しなければなりません。
家庭用の太陽光パネルは一般的に3~5kw、つまり想定発電量が年間3000~5000kWhのものがよく選ばれており、処分費が1kWあたり2万円程度かかるので10万近くの撤去費用がかかってきます。
つけてしまえば電気代も安くなり有難いものには間違いありませんが、簡単に処分できないのも困りものですね。
但し故障などについては、金額が高めなこともあり保証はしっかりとついています(我が家は10年保証)
メンテナンスなども特別必要ないのでよほどのことがない限りは付けたままにしておく方が間違いなく節電も出来てお得です!
設置費用が高い
毎月の電気代は間違いなく安くなりますが、設置費用も決して安くはありません。
私の場合は35坪の家に4枚のパネルを屋根上に設置しました。
4枚という枚数は決して多くも少なくもなく、日中の電力が賄える枚数です。
4枚で設置費用が100万近くかかっています。
月平均1万安くなると仮定すると
年間で12万、約9年で元を取れる計算になります。
私はこの数字に価値を見出したのでソーラーパネルを採用しましたが、人によっては高いと思う方もいらっしゃるでしょう。
天候によって発電量が左右される
天気が悪く太陽の光が出ていないと当然発電はされません。
特に冬は発電効率が悪いです。雪が降ることに加え、日照時間が短いことが要因。
ただし、少しでも日が差していれば発電されるのであまり深刻に考えなくても大丈夫です。
参考までに私の自宅の2022年太陽光パネル発電実績がこちらです。
みたらわかるように、冬も雪が降るとは言えわずかに発電量があります。
ちなみに当方ゴリゴリの雪国(北陸)住まいなので、あまり雪が降らない地域ならもっと発電するはずです。
太陽光パネル(ソーラーパネル)設置のメリット
次にメリットをご紹介です。
太陽光パネル設置のメリット
- 電気代が安くなる
- 日中に停電した場合なら電気が使用可能
- 住宅ローンから設置費用が捻出できる(新築の場合に限る)
- メンテナンス不要
電気代が安くなる
皆さんが太陽光パネルを検討する上で一番うれしいのが
「電気代が安くなる」
ココですよね。
太陽光パネルを設置していると、日中太陽が出ていれば電気を買って使うのではなく太陽光パネルが発電した電気を使用します。
また使う量よりも発電量が多ければその分、電力会社へ電気を販売するのでお金ももらえます。
太陽光パネルの仕組み
- 太陽が出ていれば発電して使用→電気を買わなくて済む
- 発電量が使用量より多ければ電気を売れる
但し、売電価格は年々下がってきているのであまり期待はしないでほしいのですが、それでももらえるのであればうれしいですよね!
参考までに我が家の2022年売電状況と電気代をまとめてみました。
2022年太陽光実績 | 発電量 | 売電価格 | 電気代 |
1月 | 48kWh | 912円 | |
2月 | 41kWh | 779円 | |
3月 | 60kWh | 1,140円 | |
4月 | 302kWh | 5,738円 | |
5月 | 447kWh | 9,063円 | 10,491円 |
6月 | 476kWh | 9,044円 | 7,129円 |
7月 | 437kWh | 8,303円 | 7,056円 |
8月 | 402kWh | 7,638円 | 8,460円 |
9月 | 362kWh | 6,878円 | 10,730円 |
10月 | 287kWh | 5,453円 | 10,808円 |
11月 | 258kWh | 4,902円 | 12,295円 |
12月 | 166kWh | 3,154円 | 19,432円 |
合計 | 3,286kWh | 62,194円 |
1月~4月までの電気代が確認できず空欄ですが、冬場の電気代は2万~3万です。
こうしてみるとやはり冬場になると著しく発電量が下がるのが分かりますね。北陸のバリバリ雪国なので、雪が降らない所だとまた変わった結果になるかもしれません。
また6月・7月に関しては払った電気代より売電の方が多かったのでプラス収支になっています。
このように、一長一短なのが太陽光。儲けるためと思うと微妙ですが、毎月の負担を減らすと考えたら効果は抜群に発揮します。
太陽光を付けていない場合のデータを出せないため比較は難しいですが、日中は自家発電の為電気を買う必要がないので、電気代自体は太陽光パネルがあるとないではかなり変わってきます。
ちなみに我が家はオール電化なので光熱費はこれだけです。ご自身の毎月の電気代と比較してみてください。
日中の停電なら電気が使える
日本は災害が多い国でもあります。
地震や台風と言った自然災害は止められるモノではありません。
そんな時に困るのが停電。
停電時でも太陽光パネルが設置されている住宅は太陽が出ていれば電気が使えます。
私の自宅では冷蔵庫の上に非常用コンセントが設置されていて、停電時にはコンセントを差し替えることで冷蔵庫への電気供給が途絶えることなく使えます。
住宅ローンから設置費用が捻出できる(新築に限る)
住宅ローンと言えば、圧倒的低金利で誰もが借りたいローンで有名ですよね。
住宅ローンという名の通り、家を建てる時にしか借りることができません。
しかし、新築時に太陽光パネルを設置することで太陽光設置費用も住宅ローンの中に盛り込むことが可能。
私の個人的な考えとしては、太陽光パネルを設置することで電気代を先払いするという風に認識しており、住宅ローンで電気代を支払った感覚なので結果として毎月の固定費の削減にもつながりました。
もしすでに建っている家に太陽光パネルの設置を検討している方も、補助金などを活用すればお得に設置できますので活用してみてください!
ココがポイント
補助金は国ではなく各自治体が取り組んでいるため、お住まいの自治体で調べてみてください。
ソーラーパネルの設置手順
ソーラーパネル設置の際は、専門の業者へ依頼し施工してもらう必要がありますが、最近は電気代の高騰などもありソーラーパネルを取り扱う業者が増えてきている現状です。
これからおうちを建てる方は、お世話になっているハウスメーカーの方に太陽光を設置したい旨伝えれば家を建てる過程でパネルの取り付けもしてくれます。
すでに建っている家に太陽光パネルを設置したい方はまず一括で見積もりを取ってみて、一番安価に設置できる業者へ話を聞いてみましょう。
見積もり自体は無料でとれますので、参考にもなりますしぜひ取り寄せてみてください。
まとめ
太陽光パネル設置のデメリット
- 不要になった場合の処分費用が高い
- 設置費用が高い
- 年数経過によって発電効率が落ちる
- 天候によって発電量が左右される
太陽光パネル設置のメリット
- 電気代が安くなる
- 日中に停電した場合なら電気が使用可能
- 住宅ローンから設置費用が捻出できる(新築の場合に限る)
- メンテナンス不要
個人的にはここまで設置当時ここまで電気代が高騰するとは思っていなかったので棚からボタモチ状態ですが、設置してよかったと心から思っています。
何よりオール電化なのにも関わらず、電気代が一か月1万を超えない月もあるのが最高ですよね。
もし迷っているのであれば、見積もりだけでも取ってみてはどうでしょうか?
それでは!